2022/06/16
1年に1回開催される、日本プライマリ・ケア連合学会の学術大会に参加してきました。
今年は地元神奈川県は横浜・みなとみらいで開催されました。
全国から家庭医、総合診療医が集まり、二日間みっちり勉強しました。
家庭医が学ぶジャンルは非常に多岐にわたります。
家庭医療とか総合診療というと、内科や小児科という、いわゆる診療科の枠を超えて診療してるものと思われますが、実際の学びは診療科の枠だけでは区切られず、さらにバラエティに富んでいます。
新型コロナウイルスの診療で家庭医ができること、診断力を高める方法、社会的処方という地域にある資源を活用して孤独を解決する方法、患者中心の医療の方法を深めるシンポジウム、小児の在宅医療を始めるコツ、膝・肩・腰の診察技術の向上、ICTをどう医療に活用するかという提言、診療所の看護師の役割の発展など、”医学”の範囲を超え「”プライマリ・ケア”が地域にできること」という大きな枠組みで、様々な活動や研究を共有し、学びました。
学んだことを当院から皆様に還元できるよう、クリニックを発展させていきたいと思います。